毎日きちんと洗顔やクレンジングをしているのに気になるのが、毛穴に詰まった角栓。
ちゃんと洗顔してるのになんで角栓とれないのかなぁ~って思うことありますよね。

ネットで綿棒とオイルを使って毛穴の角栓を取る方法を紹介したのを見たことがありませんか?
「角栓がごっそりとれる」
「びっくりするくらい毛穴がキレイになった」
なんて口コミがSNSにありますが、一方で、「全然取れなかった」「肌が赤くなった」などのよくない噂もあります。

と思った私は、噂の真実を確かめたくて実際に自分でやってみることにしました。
ここでは、
- オイル綿棒で角栓を取るやり方
- 実際に検証した結果
- 角栓ができる原因を知ってわかったおすすめ対処法
などについてお話していきます。
実は今、ここ数年で一番鼻の横がつるっとしています。
なぜなら、角栓ができにくくなったから。
やったことはオイル綿棒ではありません。
水分をたっぷり与える保湿重視のケア。

SNSでの口コミを見てみよう!
毎日きちんと洗顔やクレンジングをしているのに気になるのが、毛穴に詰まった角栓。
twitterの投稿を見ると「毛穴がきれいになった」という口コミの方が「効果なかった」よりたくさんいることがわかりました。
噂のベビーオイル綿棒を試してみた、確かに角栓取れる
— フクダーダ (@ffkkdddd) 2016年6月8日
やばいよオイル綿棒角栓にすげー効くし肌がやわこい
— あきら@ちゃーこ (@akira09nana) 2018年10月13日
うわぁ!若干信用してなかったけど、オイル綿棒ころころは角栓本当になくなってる!!なんか右左で効果ちゃうやん!!て思ってたけど結局あのあともっかいやったらすごい小鼻の脇きれいになってる!!
— ◆ひらめちゃん◆ (@hrm0003) 2016年2月18日
オイル綿棒で角栓落ちるとか嘘やろ顔テッカテカになっただけだわ
— ぴぐもん (@rui_sr) 2017年7月24日
綿棒とオイルで鼻の角栓とるやつやってみたけど全然とれない、、、やり方間違ってるのかな
— 七子 (@SH1CH1C0) 2017年8月6日

オイルと綿棒で角栓を除去する方法について
オイル綿棒で角栓を除去する方法はとっても簡単。
綿棒にたっぷりとオイルをしみ込ませて、その綿棒で小鼻をくるくるとマッサージするというものです。
準備するものは綿棒とオイルだけ。
毛穴の角栓をオイルが溶かして浮かすことで、毛穴の黒ずみ、角栓詰まりの解消に効果があると言われていますが、本当なのでしょうか。

どんなオイルを選べばいいの?
使用するオイルですが、なんでもOKというわけではありません。
一番だめなのが食用のオリーブオイルやごま油など。
食用は不純物が多く分子量が大きいため、むしろ肌を刺激してしまう原因になります。
家にあるオイルがこれしかないからといって使わないようにね。

おすすめなのが、ホホバ油、アルガン油、オリーブ果実油、マカダミアナッツ油などです。
今使っている美容オイルがこれに当てはまるならそれで大丈夫です。

口コミではベビーオイルを使っている人が多かったです。
一部、ミネラルオイルを配合しているものがあるので、植物由来のベビーオイルにしましょう。 ミネラルオイルは脱脂力が強いので乾燥してしまいます。
具体的なやり方
この方法は、綿棒にオイルを染み込ませ、角栓が気になる箇所をなじませることで角栓をやわらかくし、ごっそり角栓を取り出すという方法です。
具体的な手順はこちら。
- クレンジングや洗顔をして肌をきれいにする
- 綿棒にたっぷりオイルをしみ込ませる
- 気になる部分に当てて、くるくるとなでる
- 洗顔をしてオイルを洗い流す
- すぐに保湿ケアをする
※①の後に蒸しタオルを使って毛穴を先に開くパターンもあり。
オイル綿棒で角栓をとる方法を実際にやってみて検証しました
家にあったオイルは、「HABAのスクワランオイル」と「ピジョンのベビーオイル」でした。

スクワランオイルはサラサラすぎてうまく出来なかったので、ベビーオイルを使った方法を紹介していきます。
まずは、洗顔をして肌をキレイにします。
私は、ここで乾燥するかもと思ったので化粧水をつけました。
次に、綿棒にベビーオイルをたっぷりと染み込ませます。
その綿棒を小鼻の角栓が気になるところに乗せてクルクルと綿棒を回しながら移動させます。


後は、洗顔をしてキレイに洗いながすだけ。
すぐに化粧水や乳液で保湿ケアをします。
角栓の変化はこんな感じでした。

少しだけ角栓はとれているようですが、綿棒をこすったせいで、赤くなってしまいました。

蒸しタオルありとなしでは効果が全然違った!
上記の方法では大した効果はなかったので、洗顔の後に蒸しタオルを使って再度挑戦してみました。
蒸しタオルは、角栓が気になる小鼻の箇所だけでいいので、小さめのタオルを使いました。
蒸しタオルの作り方は、濡らしたタオルを絞って、電子レンジで1分チンするだけ。

30秒ほど乗せて、毛穴を柔らかくして開かせたら、同じようにベビーオイルを染み込ませた綿棒でクルクルとマッサージをします。
すると、前回よりも角栓がキレイに取れてました!

この結果には私もびっくり!

手触りもツルツルになったし、ベビーオイル綿棒で毛穴がキレイになるのは本当だと言えますね。
やって感じた鼻の角栓がなかなか取れないワケ
角栓は、表面をゴシゴシこすることではなかなか取り除くことはできませんでした。
なぜなら、角栓は毛穴にこびりついているから。

そこを無理やりとるのは、大間違いなケアといえます。
蒸しタオルを使った時に角栓が取れやすかったのは、温められた水蒸気のおかげで肌の表面が柔らかくなったからと考えられます。
つまり、
角栓を取り除きたければ、肌をやわらかくすればいいんです!
オイル綿棒の効果はあってもその場しのぎなだけ?!
口コミにあったように、私も毛穴がキレイになりましたが、この方法はあまりおすすめできないと感じました。
なぜなら、翌朝の洗顔のときにはもう、ザラザラしていたからです。
角栓も少しありましたが、毛穴の凹凸なのかなと感じました。

オイルを付けた綿棒で刺激を和らげているとはいえ、やはり肌の表面をこすって角栓を取る方法なのかなと思われます。
綿棒とオイルを使った角栓除去の方法は、その場しのぎにしかならないといえるでしょう。

硬くなった角栓はオイルでは溶かすことはできない?!
多くの人が、オイルが角栓をゆるめてくれるから角栓が取れやすくなると思っているようですが、実はオイルにそのような効果はあまり期待できません。
なぜなら、角栓の成分のほとんどが油と混ざる事のないタンパク質でできているからです。

よって、オイルは角栓に含まれる皮脂の除去に有効でも、オイルに角栓を溶かし浮かせる効果は期待できないことになります。
「じゃ~、なんでキレイになった口コミがあるの??」
って思うかもしれませんが、単に肌の表面をこすることで角栓がはがれただけということになります。

オイルを含ませた綿棒で角栓を絡め取るというこの方法は、一見効果がとても高そうに感じますが、その効果は表面的で一時的なものにしかすぎないと言えます。
(オイルによって肌の皮膚がやわらかくするなることで角栓が取れやすくなることはあります。)
デメリットの方が大きすぎ!
オイル綿棒で角栓を取る方法のメリットとデメリットを考えてみました。
メリット
・自宅で簡単にできる
・目に見えてとれると気持ちがいい
デメリット
・綿棒の摩擦が刺激になる
・使用するオイルに気をつける必要がある
・根本的な毛穴の解決にはなっていない
・角質を無理やりはがすのでその後のケアをしっかりしないと乾燥してしまう
このように、メリットよりもデメリットの方が大きいと言えます。
なぜなら、肌への摩擦が刺激になる可能性があるからです。
赤みや色素沈着など、さらなる肌トラブルを招く可能性もあります。
また、オイルをきれいに取り除く後処理も必要になり、余計に肌に負担がかかることになります。
※上記の方法だと2回も洗顔をすることになる
また、角栓とともに皮脂も洗い流してしまっており、毛穴は開いて乾燥状態に。
しっかりと化粧水や乳液&クリームでの保湿ケアが必要です。

必死にとるほど角栓は増える!ニキビの原因にも!
残念なことに、角栓は無理やり取りすぎるとどんどん増えていきます。
なぜなら、角栓を無理にはがすと、肌は「皮脂が足りない」と勘違いして新しい角質や皮脂をもっと多く作ろうとします。
すると、さらに未成熟な角質が生み出され、肌には皮脂が必要以上に増え、角栓もできやすくなる悪循環に!
角栓をとった毛穴は広がった状態で、さらにメイク汚れや皮脂汚れなどが詰まりやすくなり、さらに大きな角栓ができあがることに。
また、広がった毛穴には雑菌が繁殖し、ニキビや炎症を起こしやすくなります。
良く耳にする、毛穴パックやピンセットで押し出すやり方も同様におすすめできません。

慢性的な角栓はそのままじゃ改善できない!原因を知ることで対処法がわかる!
毛穴からはみ出て白くポツポツ見える角栓。
その正体は一体なんなのでしょうか。
角栓ってなに?取らないとだめなの?
角栓とは、皮脂と毛穴周りに溜まった古い角質がまじりあったもの。
その構成は、タンパク質が7割を占め、皮脂は残りの3割と言われています。

角栓はもともと柔らかく、外部の刺激から毛穴を守るために必要なもので、常に生成されています。
お肌が健康な人の場合、古くなった角栓はターンオーバーとともに自然に剥がれ落ちていきます。
角栓ができる原因は?
角栓ができる原因は、剥がれ落ちなくなった角質と皮脂が混ざり、さらにそこに、ほこりやファンデーションなどの化粧品が毛穴をふさいでしまうこと。
ターンオーバーが何らかの原因で乱れてしまうと、うまく古い角質が剥がれ落ちなくなり、皮脂と混ざって毛穴をふさいでしまうことになります。
ターンオーバーとは?
ターンオーバーとは、肌の生まれ変わりの周期のこと。
加齢、ストレスや睡眠不足などの生活習慣、過度なスキンケア、肌の乾燥などでもターンオーバーは乱れます。
一番のポイント!角栓は「無理やり取ろうと思わない」こと!
角栓は肌にとって必要なものであるとお話しましたが、だからといって、角栓を放置するのはよくありません。

角栓は適度なケアが必要!
角栓がうまく排出されずにいつまでも毛穴に留まると、毛穴を押し広げて目立たせてしまったり、表面が酸化してイチゴ鼻になってしまうかも。
さらには、ニキビの原因になったりすることもあるので、定期的なお手入れは必要!
じゃ~、どうしたら良いのかというと、角栓は一度に取り除こうとするのではなく、目立たなくするケアが必要!
そして、角栓を目立たなくするためには、適切なケア方法を行うことがなによりも大切!
角栓があるのが当たり前の肌になってしまった場合、今までのケアを変える必要があります。

適切な角栓ケアのために2つのポイントに気をつけて!
角栓をなくすためには、毛穴から飛びだした角栓をうまく除去しながら、新しい角栓ができないようにすることが必要になります。
次の2つのポイントに気をつけるようにしましょう。
- 肌と毛穴を傷つけずに角栓を取り除くケア
- 皮脂と古い角質を溜め込まないケア

①肌と毛穴を傷つけずに角栓を取り除くケア
肌と毛穴を傷つけることなく、角栓をとりやすくする効果的な方法は、洗顔の前に蒸しタオルを使うことです。
そうすることで、角栓やそのまわりの皮膚がやわらかくなり、詰まった角栓を除去しやすい状態になるのでおすすめです。
オイルを染み込ませた綿棒を使う場合でも、この蒸しタオルケアを追加した結果、より高い効果を実感できました。

蒸しタオルを使うタイミングや詳しい効果についてはこちらです。
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また、洗浄力が高すぎる洗顔もやめましょう。
刺激が強かったり、必要な皮脂まで取ってしまうので乾燥の原因になります。

NGな角栓ケア集
・ピンセットや指で押し出す
・毛穴パックをする
・ニベアやオロナインパックをする
どれも、肌に刺激になったり、毛穴を詰まらせる原因になるのでやらないようにしましょう。
肌と毛穴を傷つけずに角栓を取り除くケアのまとめ
- 洗顔の前に蒸しタオルをする
- 洗浄力の強い洗顔やクレンジングはやめて肌刺激が少ないものにする
②皮脂と古い角質を溜め込まないケア
皮脂や古い角質を溜め込まないためには「保湿」が大切。
古い角質が溜まってしまうのは、肌の生まれ変わりがうまくいってないことが原因。
肌の水分量がしっかり保たれることで、肌のバリア機能が強化され、肌の生まれ変わりもスムーズにいくようになります。
また、乾燥による余計な皮脂も分泌されなくなるので、乾燥を改善する保湿ケアは角栓ケアにはとっても大切と言えます。
保水力が高いセラミド配合のものを使うのがおすすめです。
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私がやって効果を感じたのが化粧水パック
私がやったのは、保湿効果が高い化粧水を使ったコットンパックです。
セラミドを作る効果がある化粧水をコットンにたっぷりつけて鼻の周りにペタペタと貼り付けます。
5分程ではがすと、とてもしっとりしているのがわかります。
それを毎日続けていくと1週間ほどで、小鼻の手触りが滑らかになり、角栓が減りました。
明らかに、化粧水パックのおかげだと思われます。
最近では角栓予防のために週に2、3回は化粧水パックをしています。

肌に優しく角栓をケアできるおすすめアイテム
優しい方法で角栓を取り除くことができて、保湿ケアもできるおすすめのアイテムを紹介します。
それは、「マナラホットクレンジングゲル」です。
このクレンジングは、温感効果がある吸着力のあるゲルで毛穴開かせて、メイクも毛穴の汚れもすっきり取り除いてくれます。
また、ヒアルロン酸、コラーゲン、ローヤルゼリー、スクワラン、セラミドを含む美容液成分が配合さされてるので、メイクを落とした後もしっとり乾燥しません。
ダブル洗顔不要だから、洗い過ぎによる乾燥も防げちゃいます。
マナラホットクレンジングゲルはまさに、「優しく角栓をケアする方法」と「角栓を作らせないための保湿ケア」が同時にできる方法なんですよ!


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角栓の改善にはクレンジング・洗顔の見直しが近道!
クレンジングや洗顔は毎日のことなので実はとても大切。
角栓はじっくりケアして、乾燥を改善していかないと無くなりませんので、物理的に無理やり取るのではなく、肌質から直していくほうがおすすめ。
どうしても改善できない頑固な角栓には、ピーリングやスクラブを使った洗顔を取り入れてみてください。
酵素洗顔料には、タンパク質分解酵素が入っているため、角栓を分解し、取れやすい状態にしてくれます。

まとめ
ここまで、オイルと綿棒を使っての角栓ケアの効果について、実際に体験しながら説明してきました。
実際にやってみると、効果はあるけど肌への刺激が気になったり、効果は一時的なものだということがわかりました。
鼻の角栓は、一度気になるとつい無意識のうちに指で触ってしまったり、自己流で何とか取り除こうとしてしまいがち。
でも、間違った方法で鼻の角栓を取り除くことは、肌に負担をかけ、毛穴トラブルのさらなる悪化につながってしまうこともあります。
何度も言いますが、角栓の原因は乾燥です。
肌を乾燥から守るためには、洗顔後の保湿ケアをしっかり行うことが大切です。
また、角栓を少しでも減らそうと洗顔の回数を増やすことも、肌の乾燥リスクを高めます。
角栓は、美肌を維持するのには必要な存在。
大切なのは、角栓が大きくならないようにケアしていくことです。
角栓をとる方法まとめ
- 肌にやさしい洗顔やクレンジングで汚れをためないこと
- 肌を乾燥させないように、保湿ケアを徹底すること
この2つをしっかりと守ることで、角栓ができにくい肌に生まれ変わっていくことでしょう。

自分の肌に合うケアかどうかを見極めながら行いましょう。
また、日頃から、毛穴の汚れや古い角質をやさしくしっかり取り除いてくれるアイテムでケアをすることで少しずつ角栓ができにくい肌を作るようにしていきましょう。