最近はオイル美容が流行っていますが、えごま油も話題になることが多いですよね。
TVではえごま油を摂取すると健康に良いと紹介されることが増え、そのたびにスーパーからえごま油が消えるということが起きていますね^^。
唐揚げやハンバーガー、ポテトフライなどあげものやジャンクフードが好き!
な~んて乱れた食生活をしている人にはこのえごま油はとてもおすすめ!なんです。
が、ここでお伝えしたいのは、それだけじゃない!
えごま油にはたくさんのうれしい効果が報告されていますが、その中でも興味深いのが美肌やダイエットへの効果!

私も実際に飲んでいましたが、油分不足の肌がしっとりしましたよ。
ここでは、
- えごま油ってどんな油?
- えごま油の効果や使い方(摂取方法)は?
- ざわちんがえごま油を飲んで肌がキレイになった実験について
- えごま油を使用するときに注意すべきポイント
- 愛用者が選ぶ!おすすめのえごま油はこれ!
などについて詳しく解説していきます。
えごま油ってどんな油?
えごま油は、えごまの種子を絞って作った油のことをいいます。
えごまはシソ科の植物で、青シソ(大葉)と良く似た葉をもつ植物で、シソ油とも言われます。
日本では昔から食用として利用されていましたが、生活を照らす灯明油として、
また傘などにつかう防水など塗装用の油としても人々の暮らしで利用されていました。

他の油とどう違うの?
油はどの種類の脂肪酸が多くふくまれているかで分類されます。
具体的にはこんな感じです。
- 飽和脂肪酸…バター、牛肉、ココナッツオイル
- オメガ9脂肪酸…オリーブオイル、なたね油、アーモンドオイル、米油
- オメガ6脂肪酸…サラダ油、コーン油、ごま油
- オメガ3脂肪酸…えごま油、アマニ油、魚油、アザラシ油
※①飽和脂肪酸と②オメガ9脂肪酸は体内で作られる
※③オメガ6④オメガ3脂肪酸は体内では作られない
えごま油は、アマニ油と共に「オメガ3系」と言われる脂肪酸を多く含んでいます。

α‐リノレン酸とはオメガ3脂肪酸のことで、植物油に多く含まれている不飽和脂肪酸。
人間の体内でつくることができないので、食物からとる必要があり、体の組織が正常に機能する上で欠かせないため必須脂肪酸と呼ばれています。
えごま油は不足しがちなオメガ3脂肪酸(α‐リノレン酸)を簡単に補給できる
一方、私たちが普段使ってるサラダ油やコーン油、ごま油は「オメガ6系」の脂肪酸です。
オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸は 「必須脂肪酸」 といわれていて、体内で作ることができないため、食品から摂取する必要があります。
だからって適当に摂取していてはダメで、食事でどちらもバランスよく摂ることが大切。
実際にところ現代人は、オメガ3系とオメガ6系の比率が「1:10」とか「1:40」の人もいるとか。
理想の比率は、「1:4」 <参考:第一薬品工業>
(「1:1~4」でもOK)

ジャンクフードや揚げ物中心の生活はよくないことがわかりますね。
αーリノレン酸の含有率が他の油と比べると断トツで高い
えごま油の一番の特徴なのが、α‐リノレン酸の含有率がとても高いということ。
その含油率は60%といわれ、他の油と比較してみてもかなり多くふくまれていることがわかります。

このように、えごま油はα‐リノレン酸を多く含んでいるので、不足しているオメガ3脂肪酸(α‐リノレン酸)を補給できる食用油として注目されているわけです。
えごま油にはどんな効果があるの?美肌効果は本当?
TVで紹介されるたびに注目度が高くなるえごま油ですが、具体的にどんな効果があるのでしょうか。
- 血管を強く、しなやかに若返えさせる(コレステロールの低減)
- 認知症の予防(脳の活性化)
- 動脈硬化の予防
- 抗アレルギー、抗炎症
- 精神安定
- 美肌
- ダイエット 等々
ここでは紹介していない効果もたくさんあり、ほんとうに驚きです。

えごま油の効果として代表的なのが、血管を若く保つ効果があるということ。
その理由は、ずば抜けたα‐リノレン酸の含有量です。(オリーブオイルの約100倍!)
このαーリノレン酸が体内に吸収されると、EPAあるいはDHAという物質に変化します。
これらの成分のおかげで血液がサラサラになったり、アレルギーを抑えたり、脳が活性化されたりします。
その結果、動脈硬化を防いだり、認知症予防やこどもの脳の発達に好影響を及ぼすことになります。
血液をサラサラにすることで血管年齢を若くたもつことができ、生活習慣病の予防にもつながります。

えごま油が美肌にいいといわれる理由は?
その理由は、豊富に含まれるα‐リノレン酸によって血液がサラサラになるから。
αーリノレン酸には、血液をサラサラにする効果があり、その結果血の巡りがよくなって、栄養や酸素が体の隅々までしっかり行き渡るようになります。

このように、肌のターンオーバーが正常になれば、ダメージを受けたお肌がキレイに生まれ変わることができます。
また、 えごま油には、ロスマリン酸も含まれています。
これには抗酸化作用や抗炎症作用があり、アレルギー反応をアレルギーや炎症を抑える効果があります。

ざわちんがTV番組でえごま油を飲んで肌への効果を実験
数年前ですが、TBSの『私の何がイケないの?』という番組の中で、
ざわちんが肌あれをなおすためにえごま油を飲むという企画を行っていました。
ざわちんさんは当時23歳なんですが、メイクのし過ぎで肌年齢が36.5歳。
毛穴の量や油の量も年齢よりも上の結果で、ニキビやブツブツができているお肌でした。
えごま油の腸活で体重が-5キロ&肌年齢-10才
そこで行ったのが、「えごま油の腸活」と題して毎晩寝る前にえごま油を大さじ1杯飲むこと。
行ったことはたったこれだけ!!
食事はいつもと同じでOK!
1ヶ月後のざわちんさんにはこんな変化がありました。
- 体重 -5㎏
- 肌の油分量 10%(43才)⇒ 60%(15才)
- シミの数 14個 ⇒ 8個
- 肌年齢 36.5才 ⇒ 26.5才
こんなに劇的な変化がおきるなんてびっくりです!!
くすみやニキビ跡や赤みがあった肌が、赤味が引き、おでこのブツブツがなくなってツヤツヤになっていました。

えごま油最高ですね。
体重が5キロやせた理由は便秘解消?!
体重までも5キロも痩せているのは、便秘が解消されたからもしれません。
ざわちんさんは週に2回しか便がでないといってましたが、それが週4に改善されたとのこと。

今回の実験では体重も5キロ減少していることから、えごま油の摂取で腸内環境が改善されたことが推測されます。
また、えごま油には余分な脂肪を分解し、カラダに蓄積しにくくする効果もあると言われています

えごま油って顔に塗っても大丈夫?シミが消えるって本当?
ざわちんさんのえごま油の腸活では、えごまを飲むことで様々な肌への効果がありましたね。

これらのことから、えごま油の摂取による美肌効果はあるといえそうですが、肌に直接塗った場合はどうなのでしょうか?
肌に塗っても大丈夫なの?
えごま油を肌に直接塗ってマッサージやクレンジングにつかったり、美容液のように肌に塗っている人がいます。
その人いわく、「肌がつやっぽくなった、トラブルがなくなった」とのこと。
じゃ~私もやってみよ!って人がいるかもしれませんが、これ実は肌にとってはNG行為なんです。
なぜなら、
えごま油は食用油で、さまざまな不純物を含んでいます。
この不純物が肌に塗ると刺激になってしまうんです。
医薬品や化粧品用のオイルは不純物をしっかり取り除いてあり、肌に乗せても安心・安全な状態。
食用のオイルは美容目的で作られていません。
肌に使うと思わぬトラブルが起こるかも。
また、えごま油はとっても酸化しやすい油。
長時間えごま油を肌につける行為は、酸化したえごま油の脅威にさらされることに…
肌の上で酸化したえごま油が皮脂まで酸化させてしまって、アンチエイジングどころか老化が進む原因になる可能性が高いです。
特に、朝に塗って日光を浴びるなんて絶対にダメ。

洗い流すクレンジングにはつかっても大丈夫?
以前、南雲先生が「バイキング」という番組で、えごま油をクレンジングオイルとして使うことをおすすめしていました。
先生いわく、
えごま油は、溶けやすいので皮脂の汚れを落とすのに最適。
小1杯のえごま油で、フェイスマッサージするだけで、しっとりした肌になれるそうです。
やり方としては、約5分間ほどマッサージして、濡らしたタオルなどで、軽くふき取るそうです。
この方法も、上記の説明と同じで、肌の上にえごま油が残留しているので酸化による肌あれが心配です。
洗顔で洗い流すのであれば肌に残らないのでまだよさそうですが、私はやりませんね。
どんなに純度が高いえごま油でも食用の基準と化粧品の安全基準は違います。

油脂をクレンジングに使うなら、酸化しにくいものを選ばないとダメ。
オリーブオイル、なたね油、アルガンオイル、ココナッツオイルなど
精油会社と大学のえごま油の肌への効果の研究結果があった
2018年に植物油を製造する太田油脂株式会社と東京工科大学は、えごま油による皮膚の光老化進行抑制作用について研究成果を発表しました。
研究の成果としては、えごま油を皮膚に塗布した場合、UVBによる表皮細胞のダメージを緩和し、光老化の進行を抑制する可能性があるんじゃないかってことがわかったそうです。
<参考サイト:PRTIMES(えごま油に新たな健康価値)>
太田油脂は日本で初めてえごま油を食用化した会社。
商品はスーパーでよく見かけるこちら。
<太田油脂えごま油>

えごま油の正しい摂取方法は?
えごま油は上記のようにたくさん体に良いことがわかっていますが、
使い方を間違えると、逆に毒になってしまうそうなんです。

みなさんがよく疑問に思うのが、飲むタイミングと摂取量についてです。
どの時間に摂取するのがいいの?夜or朝?
一番気になる飲むタイミングに関してですが、
ざわちんさんは夜寝る前に大さじ1杯のえごま油を飲んでいました。
夜の10時から夜中の2時までに飲むそうです。

なぜなら、この時間がもっとも腸の働きが活発になる時間だからとのこと。
もともと油は吸収がいいので、油と水を比べると、油の方が体の中に吸収されやすい。
他の栄養素よりも比較的早く吸収され血液に乗って全身を駆け巡るそうです。
なるほど~~
えごま油を効率よく吸収させてより早く効果を実感するには、夜の腸活がいいということがわかりましたね。
一方、別の番組で脳の認知症予防への効果について、油研究30年の医学博士の方(通称:油ドクター)が解説していた内容だと、朝に飲むことをすすめていました。
その理由は、朝に活動が始まると体の酸化が進みはじめ、その酸化にα-リノレン酸が効いてくるからだそうです。
夜とってもダメなわけでなく、夜活動する方や、朝取れなかった場合は夜とっても全然問題ないとのこと。
まとめると
- 美肌や便秘改善には夜に摂取がおすすめ
- 脳の活性化には朝の摂取がおすすめ

また、空腹の時は避けるようにした方がお腹への負担が少なくなります。
摂取量はどれくらい?大さじor小さじ1杯どっち?
小さじ1杯は上の画像です。
ネットで調べると大さじ1杯といっている記事もあれば、小さじ1杯のもあってどっちがいいの?って思う方が多いようです。
油ドクターが言っていたのは、「理想なのは、小さじ1杯(5g)」。
これと同量のオメガ3を摂取しようとすると、サバ1匹(200g)、イワシ3匹(300g)ほどになるんだとか。

調べてみると、大さじ1杯でも小さじ1杯でも問題ないようです。
(※ざわちんさんは大さじ1杯を飲んでいましたし)
実際に飲んでみるとわかりますが、大さじ1杯の油をそのまま飲むのはちょっと大変(汗)
お値段もサラダ油よりは高めなので、少ない量で効果があるのであればそれにこしたことはないですよね。
摂取量は多くても大さじ1杯くらいまでにしたほうがいいでしょう。
カロリーの取りすぎになってしまいます。
えごま油はどうやって摂取すればいいの?
気になるえごま油の摂取方法ですが実に簡単です。
「1日に小さじ1杯程度を生のまま摂取する」
食べ方の例としては、
- そのまま飲む
- 卵かけご飯にかける
- 味噌汁に入れる
- ドレッシングとしてつかう
- 納豆にかける
- パンにかける
などなど…
いくらでも応用できそうですね。
だた一つだけ注意することがあります!
それは、「生のまま」で摂取すること!!
加熱してしまうとαーリノレン酸が壊れてしまうので、炒めたり煮るときには使わないでください。

えごま油はどんな商品を選べばいいの?
えごま油をいざ買おうとおもってスーパーに行ったけど、
何種類もあってどれを買ったらいいのかわからないわ・・・
確かにスーパーでは3種類くらいのえごま油が売っていました。
ここでは、えごま油を選ぶときの5つのポイントを紹介します。
- 「αーリノレン酸」が多く含まれているものを選ぶ
- 国産のもの(できれば国産原料を使用)を選ぶ
- 低温圧縮法か生絞りのものを選ぶ
- 大きめのボトルを選ばない(使いきれる量)
- 箱か遮光瓶のものを選ぶ
「αーリノレン酸」が多く含まれているものを選ぶ
えごま油の一番の特徴がαーリノレン酸が豊富にふくまれていること。
なので、αーリノレンがどれだけ含まれているのかはしっかりとチェックしましょう!
ほとんどの商品が、箱や瓶に含有率が記載されているのでそこを見てください。
α‐リノレン酸の含有比率の目安は60%。

一部の商品には少ない量しか含まれていないものもあると聞ききました。
きちんとした業者のものを選び、表記もチェックしましょう。
国産のもの(できれば国産原料を使用)を選ぶ
生で口にするのものなので、値段で選ぶのではなく国産なのかどうかもチェックしましょう。
国産といっても2通りあって、
えごま油には①原料から加工まで国内で行っているものと、②原料は外国産(中国や韓国)だけど加工は日本で行っているものがあります。
中には両方とも韓国や中国産のものもあるので原産国名は要チェック項目です。
※私は中国のものは買いません
おすすめなのは、原料も生産も国産のえごま油です。
純国産のえごま油は、外国の原料のものに比べて貴重なので価格も高め。
2000円くらいする物だと原材料・製造共に日本製の事がほとんどです。

外国の原料は残留農薬が気になる場合もあるので、より安心を求めるなら国産原料&国内製造にこだわるものアリ!
純国産でなくてもαーリノレン酸の量に違いがないなら、価格をみて決めてもいいですね。
低温圧搾法か生絞りのものを選ぶ
えごま油の抽出方法は、圧搾法と抽出法があります。
圧搾法では、加熱と非加熱に分かれ、非加熱の生絞りが断トツで栄養価が高くなります。
加熱でも低温圧搾法のものは低温で作られているので、栄養素の減少も抑えやすいといえます。
※加熱式搾油と記載のものは、高温で処理しているので栄養価が少なくなっています。
一方、抽出法は、効率よく大量の油を抽出できますが、栄養が大幅に減ってしまう欠点があります。
なので、えごま油の作り方としては、
「低温圧搾法」か「生絞り」を選びましょう!

搾油法を必ずチェックしてくださいね!明記してないものはやめましょう。
大きめのボトルを選ばないようにする
えごま油はとても酸化しやすい油なので、理想としては開封後1ヶ月くらいで使い切った方が良いでしょう。
使いきれずに長期間放置した油は酸化してしまうので、それを体内に入れると腹痛や体調不良になりかねません。
あまり大きなボトルを選ばずに、使いきれるサイズのものを買いましょう。

箱入りか遮光瓶のものを選ぶ
えごま油はとても酸化しやすい油なので、開封前でも冷暗所に保管になります。
光による酸化を防ぐために、遮光瓶や箱に入っているものを選ぶとよいでしょう。
また、開封後は、できるだけ冷蔵庫に保存してください。
実際に飲んでよかったおすすめのえごま油はこれ!
3年くらい前からえごま油を飲んでいるので、何種類かのえごま油を試しました。
スーパーで買ったものもありますが、油っぽさが強く、くどくて飲むのには適していませんでした。
そのなえごま油愛用者の私が今までで、一番飲みやすかったものを紹介します。
<奥出雲中村ファーム 島根県産えごま油50g>
私が飲んでいた時は「えにしの雫」という名前でした。
このえごま油はとにかく飲みやすいです。
透明な黄金色をしていて、くせが非常に少ないので、初めての人でも使いやすいと思います。
島根県産の無農薬・化学肥料不使用のえごまを、低温圧搾生搾りしたえごま油。
注文を受けてから製造を開始し、搾油後は一切手を加えず、そのまま瓶詰でとってもフレッシュ。
α‐リノレン酸含有率は67.5%とかなりたくさん入っています。
|

<飛騨えごま本舗 生搾りえごま油 100g>
飛騨の伝統食である「あぶらえ(飛騨えごま)」のみを使用して作られた、貴重なえごま油。
農薬不使用で純国産&低温圧搾生絞りで、完全受注生産なので鮮度は最高です。
なんにでも合うので使いやすく、飲みやすいのも◎。
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<オーサワのえごま油(生)玉締め圧搾法一番搾り 140g>
α-リノレン酸の数値が68%以上とかなりの濃度で入っているえごま油。
国産の無農薬えごまを使用し、無添加かつ玉締め圧搾法一番搾りなので栄養価は高い。
香りも抑えめで、ゴマの風味が豊か。
他にもたくさん低温圧搾法で作られたえごま油は販売されています。

えごまは10月、11月に収穫するので、年末にその年の新鮮なえごま油がつくられます。 今予約になっていても、秋ごろには手に入ると思います。
純国産ではなくても、商品によってはαーリノレン酸が含まれる量にほとんど違いがないものもあります。

シソ油や亜麻仁油(アマニ油)との違いは?
えごま油の代わりにシソ油やアマニ油はどうなの?
と思う方が多いと思いますが、えごま油もアマニ油もシソ油の仲間。
α‐リノレン酸の量が若干違うだけなので、代わりに使っても大丈夫です。

えごま油に副作用はあるの?
安心してください。
副作用はありませんよ。
えごま油の歴史は古く、平安時代から使い続けられています。
正しく摂取していれば副作用の心配はないそうです。
気を付けたいのが、「保存方法」と「摂取量」です。
保存方法
長期間開封したまま放置しておけば、油なので酸化してしまい、健康を害する可能性もでてきます。

間違っても日当たりのいいキッチンの調味料置場なんかに置いちゃダメですよ!
摂取量
摂取量には十分に気を付ける必要があります!
理想なのは、サラダ油などのオメガ6脂肪酸とえごま油などのオメガ3脂肪酸をバランスよく摂取すること。
えごま油が健康にいいからといって、大量に摂取するのは危険です。
その理由は、それぞれの脂肪酸の働きにあります。
- オメガ6脂肪酸…血液を固める
- オメガ3脂肪酸…血液をサラサラにする
このように、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸は全く正反対の役割をします。
血液サラサラと聞くとオメガ3脂肪酸のほうが大切に感じますが、どちらも大切な役割。
片方だけ大量に摂取するのはよくなくて、バランスが大切になります。
※オメガ3脂肪酸を多く含むアザラシやクジラの油を多くとるイヌイットの人の中には、バランスが崩れ鼻血が止まらなくなるといった症状も出ているそうです。
オメガ3とオメガ6の黄金比率は1:1~4
洋食中心の生活の場合は、「オメガ3は不足」「オメガ6は過剰」状態。
そこで、小さじ1杯のえごま油を摂るとオメガ3脂肪酸がプラスされアンバランスを解消できます。

誰でもできる!えごま油を使った簡単レシピを紹介!
えごま油は加熱処理しての摂取はNG。
摂取量は小さじ1杯程度で大丈夫なので、お料理の上からさ~っとかけるだけでOKです。
簡単なものでいうと、
卵かけごはんや納豆にかけたり、サラダのドレッシングやマリネにかけてもおいしいです。

また、えごま油は、タンパク質と相性がよく、より効果がえられるので、サラダにゆで卵をのせたり、ゆでた鶏むね肉などを合わせるのもおすすめです。
アジやタイなどのお刺身に塩をパラパラしてからえごま油をさっとかけるのもおいしいですよ。
簡単にできるえごま油ドレッシング 作り方
・塩…少々、えごま油…大2、・唐辛子…少々、・酢…大1、・レモン汁…少々
混ぜるだけなので簡単!
市販のノンオイルドレッシングに混ぜてもおいしい!
α-リノレン酸が豊富なえごま油と、DHA・EPAが豊富な青魚の組み合わせは最高!
美容にも健康にも嬉しい一品です。

【まとめ】えごま油は美肌や便秘解消に期待大
えごまから摂取できる油は、動物の肉や加工食品の油とはちがってとてもカラダにいいものです。
その効果は、生活習慣病の予防などの健康面だけでなく、美肌やダイエットまで多岐にわたることがわかっています。

ただ、感じる効果には個人差があったり、すぐに変化するものではありません。
皮膚への直接塗布は、個人的にはどうなのかな~って思っていて、私としては飲むことで美しさを補っていこうと思っています。
最後にもう一度、えごま油を買う前に知っておくべきポイントをお伝えします。
えごま油を摂取することで、便秘が解消されたり、血行がよくなることで美肌につながるのは本当
TV番組での実験で毛穴やシミへの効果はあったが、個人差があると考えられる
肌に塗ると光老化の予防になるという研究もあるが、酸化しやすく肌あれの心配もあり、おすすめできない
えごま油を買うときは、
・製法は「低温圧搾法」がおすすめ、「生絞り」ならなお良し!
・国産材料、国内生産のものが安心安全で高品質!
・α‐リノレン酸の含有率60%以上がおすすめ!
絶対に加熱はNG!
えごま油に豊富に含まれる「αーリノレン酸」は加熱してしまうと壊れるので、決して炒め物や煮物には使用しない。
そのまま飲んだり、お味噌汁にいれたりサラダなどにかけて生のまま摂取が基本
摂り過ぎはだめ!
小さじ1杯でOK。
多くてもティースプーン1杯まで(大さじ1)
えごま油は酸化しやすいので、早めに使い切ること(1ヶ月くらい)
使用前は冷暗所での保存、開封後は冷蔵庫で保存がおすすめ

「美肌は1日にしてならず」
健康的な美しい肌は、体の中からと外からのケアが重要です。
もし、あなたが、えごま油を摂取することででシミへの劇的な効果を期待しているのなら、それはちょっと難しいかも。
シミケアには肌への直接アプローチは絶対に必要です。
今は、各社がシミに有効な成分を配合したアイテムを開発しています。

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