あなたは、最近良く眠れていますか?
そういえば、なんだかスキンケアをしてもなかなか肌あれやニキビが治らない・・・
そんな肌の不調は、あなたの睡眠と関係があるかもしれません。
肌にとって睡眠は大事な栄養とも言えるべき存在なんです。
実は、年をとるほど、睡眠が肌や顔の状態に影響するんだとか。

たかが睡眠と思っておろそかにしていると、気づいた時にはおブス肌になってたなんてことになっちゃうかもしれません。
睡眠は「肌の修復をしてくれる成長ホルモンや女性ホルモンの分泌に大きく影響」しています。

「肌は寝ている間に再生する」ことを是非知っておいてください。
ここでは、
- アラフォー女子に睡眠がとても大切なわけ
- 睡眠は「量」よりも「質」を重視しよう!
- 睡眠の美肌効果を高めるためのポイント
などについてお話していきます。

まずは自分の睡眠が足りているかどうかチェック!
1日に5時間寝るだけで、元気な人もいれば8時間くらい寝ないとシャキットしない人もいたりします。
「睡眠時間が少なくても大丈夫」なんて思っていても、あなたの肌はヒ~ヒ~悲鳴をあげているかもしれませんよ。
次のような症状があればうまく眠れていない可能性が高いのでチェックしてみてください。
- 目の下のクマが目立つようになった
- 肌が乾燥してくすんでいる
- 疲れが取れずに頭がすっきりしない
- イライラする
- むくみがち
- 1日5時間くらいしか寝ていない
- 通勤電車で寝てしまう
このように睡眠が肌や体、さらには精神面にまで影響してくることがわかりますね。

どうして40歳以上には睡眠がそんなに大切なの?
睡眠がしっかりとれていないと、特にアラフォー女子はおブス肌まっしぐら。
「美肌は夜作られる」と言いますが、
なぜなら、肌の修復には、「女性ホルモン」と「成長ホルモン」が関係しているからなんです。
- 女性ホルモン ・・・肌のコラーゲンの生成を高め、水分を保持する効果
- 成長ホルモン ・・・肌の修復作用、抗酸化
睡眠は女性ホルモンの減少を防いだり、寝ている間に成長ホルモンが多く分泌されるなど、若々しさを維持するのにとても大切な要素と言えます。
睡眠時間や睡眠の質がともに低いと、毛穴やシワが目立つということも報告されているくらい、美肌と睡眠は切っても切り離せない関係なんです。
まさに、「美肌にはスキンケアよりも睡眠」と言ってもいいくらい。
また、40歳以上は女性ホルモンが急激に減少するデリケートな年代。
追い打ちをかけるように、仕事や育児、介護なども重なり、ストレスが多くなりがち。

若々しい肌の鍵を握る「女性ホルモン(エストロゲン)」
睡眠不足が続くと女性ホルモンの一種で美を司るホルモンと呼ばれる「エストロゲン」の分泌が減少し、女性ホルモンが乱れやすくなります。
このエストロゲンには、肌の弾力を保つコラーゲンを増やし、肌の水分を保持する作用があります。

そのエストロゲンは、40代になると急激に減少してしまうんだとか。
グラフから見てもわかるように、エストロゲンの量は20代~30代でピークになり、40代半ばを過ぎると、ガクッと減っていきます。
年齢的な影響だけでなく、過度なダイエットや不規則な生活などでもエストロゲンの量は減少し、肌の老化が早まってしまうことも。

成長ホルモンはコラーゲンの生産とターンオーバーに必要
成長ホルモンも40代を過ぎだころから分泌量がガクンと減ってしまいます。
成長ホルモンは、コラーゲンやうるおい成分の生成に関係しているため、細胞を修復する働きがあります。
減少すると、新陳代謝が衰えてしまうため、肌の老化が進行してしまいます。

成長ホルモンの分泌量は一日のうち睡眠時に最大になるそうです。
その後、全身に行きわたり、6時間ほど掛けて働きます。

さらには、夜間は「メラトニン」という成長ホルモンの分泌を促す睡眠ホルモンの分泌も活発になります。
メラトニンはアンチエイジングにも重要なホルモンで、体内時計を調整したり、また老化を引き起こす活性酸素を除くパワー(抗酸化作用)があると言われています。

睡眠の「量」ではなく「質」を意識しよう!

理想の睡眠は時間が長ければいいと思っている人が多いかもしれませんが、実はそうではないんです。
理想の睡眠は、午前0時までには寝るようにして、7~8時間は眠れるといいんだとか。
とはいっても、7時間以上寝れる日は週末くらいしかない人も多いですよね。

そんな方に朗報です!
なかなか十分な睡眠時間が取れなくても大丈夫!
睡眠は「量」より「質」が大切なんです。
睡眠の質をあげるってどういうこと?
寝始めの3時間をぐっすり寝ることで、睡眠の質はぐ~んと良くなります。
この3時間に成長ホルモンの分泌が盛んになるので、ここでぐっすり眠れないと体が修復されないまま朝を迎えてしまうので、翌日のだるさや頭痛、肌あれの原因になります。
お肌のゴールデンタイムに寝れないと肌は修復されないの?
22時~2時が“お肌のゴールデンタイム”と言われていましたが、特に医学的根拠はないんだとか。

早寝ができない人でも安心して!
忙しくても、遅くても午前0時から半までに寝るようにすれば大丈夫だそうです。
また、毎日同じ時間に寝ることも大切なんだとか。

睡眠時間をエステタイムにするためには、「午前0時くらいには寝て、眠り始めの3時間はぐっすり眠る」のが最大のコツ。
成長ホルモンがぐんぐんアップする魔法の3時間
寝はじめの3時間には天然美容液とも呼ばれる「成長ホルモン」が集中的に分泌されます。
細胞を修復し体をメンテナンスしてくれます。
成長ホルモンと睡眠の関係
睡眠時は通常時と比べて、成長ホルモン分泌量がなんと200倍!
眠りについてから30分~3時間の間で分泌され、2時間後あたりがピークとなります。
これが「睡眠後の3時間はぐっすり眠った方が良い」と言われる理由です。
睡眠前のリラックを意識しよう!
身体にも脳にも「もうすぐ寝るよ~」のサインを送ることが、質の高い睡眠をとるための秘訣です。

美肌力を高める睡眠におすすめの7つの方法
睡眠の質を高めるための7つのアドバイスをお教えします。
どれも、意識するだけでそんなに難しくはないので、是非実践してみてください。
- お風呂はぬるめのお湯に寝る1時間前には入る
- スマホやパソコンは寝る直前までやらないようにする
- 寝る1時間前から照明は暗くする
- 枕の高さは7cm前後がベスト
- ストレッチやヨガなどの軽い運動をする
- リラックスできる下着やパジャマにする
- 就寝前は深酒やコーヒーなど、覚醒作用のあるカフェイン飲料を控える
このなかで一番多くの人がやっているのが、スマホやパソコンを寝る直前までやっていることではないでしょうか。
スマホなどの液晶画面を見ると交感神経が刺激され、寝つきが悪くなりますし、眠る前に目を休ませることで、睡眠の質も高まります。

また、夜間は「メラトニン」というホルモンの分泌も活発になります。
夜暗い状況が続くことでメラトニンは分泌されるので、寝る前には明かりを早めに消すことが大切!

管理人おすすめ快眠法を紹介
私が、目の疲れを癒したい時にやっているのが蒸しタオルを目に乗せること。
実はこれが、ぐっすり眠れる方法なんです。
蒸しタオルをした日はよく寝れることに気づいてからたまにやっています。

目の周りを温めると、とっても気持ちがいいですよね。
このリラックスモードに入ることが寝つきをよくしてくれたり、ぐっすり眠れるようにしてくれます。
蒸しタオルの作り方はこちらの記事にあります。
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香りをプラスしてリラックスするのもいいね!
寝室にお気に入りのアロマを置いて寝てもリラックス効果が高まりますのでやってみてください。
美肌への早道は睡眠です。
睡眠の質を上げるために、お部屋にリラックス効果のある
アロマを置いてみませんか?✨
ラベンダーやカモミールなどは精神を安定させる香りと言われてますが、
自分が心地よいと感じる香りで部屋を満たすのが良いみたいですよ😌#ラミューテ #睡眠 #美肌 #アロマ pic.twitter.com/uFcuZLRJ52— lamutee(ラ・ミューテ)公式 女性ホルモンに着目した化粧品 (@lamutee) 2019年1月16日
寝る前の妄想恋愛で若返り効果あり
好きなアイドルや俳優のことを考えると若返り効果抜群なんだとか。
擬似恋愛のような妄想をすると、コラーゲンの生成に関わりがある女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が促進されることがわかっているそうです。

睡眠サイクルは90分 6時間か7.5時間だと目覚め最高
大人の眠りは、最初は夢を見る浅い眠りの「レム睡眠」がやってきて、やがて深い「ノンレム睡眠」に切り替わります。
この深いノンレム睡眠中に、脳のメンテナンスが行われ、必要な栄養素を取り込むとされています。
ノンレム睡眠とレム睡眠は、90分周期で交互にやってきます。
なので、1.5時間の倍数になる睡眠時間で目覚めるのがおすすめ。
つまり、6時間、7時間30分など、9時間などにすれば、すっきり目覚めることができます。
(出典:日本医師会)
まとめ
ここまで、睡眠とアラフォー女性の肌との関係についてお話してきました。
どの年代でも睡眠は健康維持には大切ですが、特に40代以降の女性にとって睡眠が肌に与える影響がとても大きくなることがわかっています。
仕事と子育ての両立などで、夜しか自由な時間がとれないこもありますが、なるべく早めに布団に入る習慣をつけましょう。
美肌のための睡眠ポイントまとめ
- 老化防止には女性ホルモンと成長ホルモンが不可欠
- 睡眠は2つのホルモンの分泌に大きく関わっている
- 睡眠は「量」よりも「質」を意識する
- 肌のゴールデンタイムは寝入りから3時間
- 寝る前にはリラックスできる環境を整える(スマホ・深酒NG)
- 朝は決まった時間に起きる
最低でも6時間は寝ないと成長ホルモンによる肌の修復に時間が足らなくなってしまいます。
ただでさえ、日本人は世界の中でも睡眠時間が短いので、少しでも睡眠の質を高め熟睡できるように心掛けた方が良さそうですね。
